キプロスと国民の休日 11

キプロス
およそ二週間の航海後ようやく寄港地についた。船から降りてもしばらくは波に揺られている感覚が残っている。
キプロス全く知識にない国だったのでどこに行けば良いのか分からなかった。

とりあえず久し振りの寄港地なので歩かなければ勿体ない。
海沿いには多くのホテルやお店が並んでいた。しかし街全体が休日でお店がほぼ閉まっている。

そうここは海外。
国が休日を定めているのであれば人々は容赦なく休む。
お客さんのために働く店員はいない、皆自分のために働いている。

私はYちゃんと浜辺にいった。インドの浜辺とは比べ物にならないくらい美しかった。大きいミカンのオブジェがあったのだが、写真に残っていなかったのが残念………。

出港はその日の夜。ドクターと看護師さんとレセプションのSちゃんと上のバーでワインを飲みながら港から離れる光景を眺めた。

山景色と電球色の街の灯りがとても美しかった。

続く