私は2016年から30回以上の展覧会に出品しています。 だいたいは一週間の会期であり、展覧会中は毎回全日程会場につめて接客をしています。
会期一週間の中に作品とお客様との出会いがありそれが毎回奇跡的で、この瞬間に立ち会うために私はこの絵を描いたのだなあと思うことがあります。今回は展覧会中に奇跡だなあと思ったエピソードをご紹介いたします。
ある作品でたくさんの動物たちを一枚の絵の中に描いた作品があり、私はその作品が描きあがった時に子供がいる若いご夫婦のお子様部屋に飾ってその子の成長を共に見守られたらなあと思っていたところ、先日の展覧会でびっくりする出会いがありました。
なんと、まさに理想以上の素敵な若いご夫婦がベビーカーをひいて来てくださり、一枚一枚丁寧に観られていたのでお声がけしましたところその作品の前で赤ちゃんが寝てくれて、それで御成約となりました。
うそのような本当の話しです✨版画と違い絵画は世界中にその1枚しかないので、自分のこどものように大事です。その作品が旅立ち瞬間に立ち合うことがいつも楽しみでもあります。